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NPO法人日本ハートマスク協会

 インフルエンザの知識と予防 byハートマスク

■インフルエンザの知識と予防

小学生のためのインフルエンザ 超初級

インフルエンザってなんですか?

冬休みから3学期のころに流行(はや)るカゼに似(に)た病気です。
高い熱(ねつ)と体の痛(いた)みがあります。
気持ちが悪くなって、はくこともあります。
インフルエンザが流行(はや)る時期(じき)に、
ちゃんとマスクをつけていなかったり、
手洗いやうがい、歯磨きをしなかったり、ゴハンをきちんと食べていなかったり、
夜更かをしすると、かかりやすくなります。

ハートマスク運動ってなんですか?

インフルエンザのような、くしゃみや咳(せき)で人から人へ伝染(うつ)る病気を
マスクを使って予防(よぼう)する考え方や、やり方を多くの人に広めています。

インフルエンザの知識 初級

インフルエンザ(Influenza)とは?

急性感染症の一種で、インフルエンザウイルスによって感染・発症します。
発病すると、高熱、筋肉痛などを伴う風邪に似た症状があらわれます。
重症化すると、急性脳症や二次感染により死亡することもあります。
別名を流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)や流感(りゅうかん)ともいいます。

インフルエンザの種類

インフルエンザにはA,B,Cの3型があり、流行するのはA型とB型です。
A型の中の2つの亜型(Aソ連型とA香港型)にB型を加えた3種類のウイルスが交互に、
あるいは同時に,流行を繰り返しています。

新型インフルエンザとは?

季節性インフルエンザと性質[1]が大きく異なるインフルエンザで、
一般に人が免疫を獲得していないものを言います。

法律的には、全国的かつ急速なまん延により国民の生命および健康に
重大な影響を与えるおそれがあると国が認め、指定します。

[1]この性質を抗原性(抗体を作らせる性質)といいます。

どうして冬に流行するの?

人間はウイルスや細菌などの感染症から身体を守るために様々な機能を持っています。
そのひとつが喉の粘膜で、インフルエンザに対抗する上で大きな役割を果たしています。
ところが冬は空気が乾燥するので、この粘膜の潤いが乾いてしまい、ウイルスが容易に
体内に侵入し増殖てしまうのです。
さらに、寒い時期には人の免疫力は低下します。これも大きな原因のひとつです。
ただし、2009年の流行時のように、感染力の強い(多くの人が免疫を持っていない)ウイルスの場合
季節に関係なく流行することもあります。

厚生労働省
予防の方法

@人ごみに出る時、職場内や授業中には適切なマスクを正しく着用します[マスクの知識]
Aこまめに手洗い、うがいをします
B十分な睡眠や栄養補給、運動、ストレスの低減を心がけ、免疫力を強化します
C室内では湿度を上げ、必要なら空気清浄機などのウイルス対策家電や薬剤を併用します

ウイルスと菌の違いは?

ウイルスと菌(細菌)の違いは簡単には次の2つです。
@大きさ
 どちらも小さくて人には姿が見えませんが、
 細菌は理科の実験で使う光学顕微鏡で見えるくらいの大きさです。(1μm程度)
 ウイルスは電子顕微鏡を使って、やっと見えるくらい小さいものです。(50から100nm程度)
A増え方
 細菌は自分自身で分裂して増えます。
 ウイルスは自分で増えることができません。取り付いた宿主の細胞に入り込み、その細胞に自分をコピーしてもらいます。
 

鳥インフルエンザとは?

鳥類のインフルエンザが鳥インフルエンザです。[2]
鳥インフルエンザウイルスは自然界において、
カモ、アヒルなどの水鳥を中心とした多くの鳥類の腸内に保有されています。

鳥インフルエンザの中でも、感染した鶏(鳥)が高率に死亡してしまうような、病原性が高いものを
高病原性鳥インフルエンザといい、そのウイルスとして、H5 亜型のものと H7 亜型のものが知られています。

鳥インフルエンザウイルス(高病原性鳥インフルエンザウイルスを含む)は通常(従来)は人に感染しませんが、
感染した鳥に触れる等の濃厚接触をした場合など、きわめて稀に感染する例があります。
現在、中国や東南アジアを中心に人への感染例が増えており、今後は日本でも注意が必要です。

[2]人や鳥以外にも、豚、馬、猫など、多くの哺乳類にインフルエンザがあります。
人のインフルエンザは元をたどると、鳥のインフルエンザが由来です。

◆インフルエンザ(および感染症)の知識と予防 中級

インフルエンザなどの予防に大切なのは、知識・情報・行動です。
具体的には下記のようになります。(特に新型インフルエンザに重点をおいて解説してあります)

【知識】
@ウイルスなどに対する正しい知識
 a-新型、鳥、通常のインフルエンザの違い
 b-新型インフルエンザにかかったらどうなる?
A感染症対策の知識
 a-予防方法
 b-感染した時の対処の仕方
新型インフルエンザ(H5型)は
・致死率が高い(60%以上)高病原性(いわゆる強毒性)ウイルス
・若い年齢層(体力がある人)が非常に危険な可能性がある
  -免疫を持っていない可能性が高い
  -免疫機能が過剰に反応してしまう恐れがある
・本当に有効なワクチンができるまでは、発生してから半年必要
・4〜7日で世界中に広がる
・国内で3200万人が発症し、17万〜64万人が死亡する可能性がある
・流行の山は2ヵ月間続き、その山が2〜3回繰り返す可能性がある
と言われています。

@Aについては厚生労働省のサイトに詳しく書いてありますの で
そちらを参照してください。
Bマスクなどの予防用具の知識
 a-普通のマスクじゃダメ?
 b-N95マスクなら完璧?
大正時代にスペイン風邪が大流行(パンデミック)したときは、 マスクさえしていれば安心という誤解をしてしまったことも、 流行を拡大した一因と言われています。
「うつされない為のマスク」「うつさない為のマスク」
という考え方を理解しましょう。 マスクの基礎知識
【情報】
C今どのような感染症が流行しているのか? インフルエンザに限らず、日本では様々な感染症が流行します。
2008年にはRSウイルスが流行しました。
感染症情報センターのサイトで、感染症の情報をチェックしましょう。
D新型インフルエンザ流行に関する情報は? 最新の発生状況は感染症情報センターの
高病原性鳥インフルエンザのページをご覧ください。
E国や地方自治体、医療機関の体制はどうなっているのか? 行動計画(厚生労働省, 都道府県等)が作成されたり
ワクチンなどの備蓄が進められていますが、まだ不十分と言われています。
また、厚生労働省によって感染症指定医療機関が定められていますが、
もし新型インフルエンザの流行が発生した場合、
その病床数は全く足りないと言われています。
ご自分の都道府県や市町村の対策をぜひ確認してみてください。
F自分の属するコミュニティーの体制は?(会社・学校など) まだ行動計画を作成できている企業・学校はごく一部と言われています。
もし新型インフルエンザが流行してしまった時の業務運営体制や 職員・生徒の家族に感染者や感染を疑われる者が発生した場合の対処・ 連絡方法などがきちんと策定されているかどうかを確認しましょう。
【行動】
G感染しない為の行動 なによりまず自分と家族を。そして周囲の人たち、
会社・学校・コミュニティーの人たちを
守るための知識を持ち、具体的な行動を起こしましょう。
 a-日常の予防 通常のインフルエンザは、感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染します。そのため、
@外出後の手洗い
Aマスクの着用
B流行地への渡航、人混みや繁華街への外出を控えること
  (不要不急の外出の自粛)

が重要です。また、
C十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとることも大切です。
現状では新型インフルエンザは出現していませんが、出現した場合も通常のインフルエンザと同様にこのような感染予防対策に努めることが重要です。
 b-パンデミックに備えた備蓄 実際に新型インフルエンザの大流行(パンデミック)が始まった場合、外出を避けるべき事態となり、物資の流通が停滞することを想定して、普段から食料品や日用品を備蓄しておくことが望ましいと考えられます。
そのために必要な備蓄を最低でも2ヵ月分することが推奨されています。
厚生労働省から個人での備蓄物品の例が発表されています。
H周囲が感染してしまった時の行動 通常のインフルエンザであっても「自分は丈夫だから」などと、決して自分を過信しないことです。感染者にマスクを着用してもらい、できるだけ接触を避けましょう。感染者が家族の場合は早めに病院を受診させるなどの対処を取りましょう。その際、必ず感染者にマスクを着用させ、自分もマスクやゴーグルを着用しましょう。
I自分が感染してしまった時の行動 感染予防は自分だけの問題ではありません。インフルエンザは容易に人から人に感染するため、他人にうつさないことも重要です。インフルエンザに感染して症状のある人はマスクを着用し、できるだけ早く病院を受診して適切な処置や投薬などを受けた上で、病気の悪化や周囲への感染を防ぐために、自宅で休養しましょう。他人に接しなければならない場合は、咳やくしゃみをする際にはティシュで口元を覆うか、マスクを着用してください(咳エチケット)。
J自分だけでなく周囲を守るための行動 これまでのインフルエンザ予防の考え方は自分を守ることが中心でした。
しかし新型インフルエンザの流行が確実と言われる今、自分のことだけを考えた予防策のみでは 社会や経済基盤の大打撃にともない、病気以外の面で自分が影響を受けることが確実です。
政府の行動をただ待つのではなく、自分ができることから行動に移しましょう。
 a-ハートマスク運動 「必要な人にマスクをあげる!」それがハートマスク運動です。
「咳をする人はマスクをする」このマナーを常識として広めましょう。
 b-自宅待機 新型インフルエンザに限らず、すべての感染症において、感染者の行動が感染の拡大を大きく左右します。
入院や隔離が必要ないからといって、感染者が外出すれば、多くの方々の健康や経済活動などを危険にさらすことを 理解しましょう。